モリコニャ

まりものブログ

サイコパスを探せ!レビュー


サイコパスを探せ! : 「狂気」をめぐる冒険

サイコパスを探せ! : 「狂気」をめぐる冒険




サイコパスって魅力があるなぁと
なので興味がなかったら
そもそも面白くないんだけども
この本は小説でも、
サイコパスに関しての専門書でもないから
素人の私が読んでて、
同じくサイコパスに関して素人の作者が
サイコパスの定義ってなんだ?とか
実際サイコパスとされる人々に取材して
混乱していくのが共感できて面白かった
なんか、最近はよく猟奇殺人犯にサイコパスだー!
とか簡単に言っちゃう風潮もあるけど、
そんな簡単に素人が判断してはダメだとか、
たとえ精神科医であってもその判断は正しいのか?
という疑問もある。共感できた。
この本の中で、サイコパスって診断されたから
危険人物だからって数十年も監禁されてる
男の人も出てきて、
おおー、日本ではありえないって思った。
しかもその人は作者と話しててもとても
魅力的な普通にその辺にいそうな人だったりする。
大体、外国と日本ではサイコパスの定義は
微妙に違うみたいやけど。
よく間違われるというか知られてないのは
サイコパスの定義のひとつに
カリスマ性があって魅力的
ってのがある。そこが面白いんやけど
いわゆる血も涙もない殺人鬼!だけでは
ないってのが興味が出るところなんやけどなって。
指導者や宗教団体のトップに多いのはそーいうこと
なんだなーて

最終的に精神科医と製薬会社の関係や
発達障害の患者などへの投薬問題へ
話が移行していって、
結局答えははっきりと出ないんやけど、
なんでもはっきり線引きをして
健常者と異常者を分けすぎなんじゃないの?
怖くない?っていう結論になったとこが
良かったところー
自分も何かしらの精神障害なんじゃ、、
とも思えてくるって。
そしてそれが何でもビジネスになっちゃう所も
怖かった。
それを仕組んでるのがまた
サイコパスだったりして、、!?とか考えたら
面白いよなーと思いました

なんか、ただの感想ー