モリコニャ

まりものブログ

ピーターパンレビュー

今日は台風だったので
家でDVD鑑賞しました
ピーターパン!


ピーター・パン [DVD]

ピーター・パン [DVD]


子供の頃に観たことがあるけど、
もう覚えてなかった
ていうのも、これは私が生まれる
30年前の1953年に
アメリカで公開されたもの
(日本では1955年)

絵が想像していたより
めちゃくちゃ良くて、
ため息が出るほど!
動きもディズニーらしくて!


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この頃のディズニーの、子供でもほうれい線描くのが逆にかわいい!
特にマイケルがかわいい。

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しかも
ピーターパンの登場シーンなんて
怖いよ!

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これって、結局、ピーターパンてのは
ヒーローではないよって意味を
持たせてるのかなーなんて
思っちゃった。

感想は、すごく面白かった!
大人が見るとすごく考えさせられる。
すごく深いね!

まず、この話の主人公はウエンディ
っていう大人になりたくない女の子

ウエンディがさー、最初
ピーター!ピーター!って
キスしようとしたり、すごい
女って感じの子で、
それにティンカーベルが焼きもちやいて
あろうことか殺そうとするんですけどー

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もー、ピーターパン、全編殺し合い。
フック船長なんか、うるさい部下を
銃で撃ち落としたりするし、
すぐノドをかっ切ってやる!的な
発言するしね、危険。
昔のアニメやから
言葉遣いが、今や選ばれない
ギリギリアウトのこといってる笑
ブラックジョークがきわどい。
あとワニがねー、かわいいのー!

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もう一つの見どころは、女の嫉妬。
ティンカーベルを筆頭に
人魚たちもウエンディに嫉妬して
溺れさせようとするし
逆にタイガーリリーに
ウエンディが嫉妬したり

でもピーターパンて、別に
ウエンディを好きな訳ではなくて、
すぐウエンディ置いていっちゃうし、
すごく勝手な、
まさに子供の象徴。

フック船長との戦いも遊びの延長で、
ウエンディみてみてー!なんて
いって殺し合ってるー!
それにハラハラしちゃう、ウエンディ。
真面目なのよね。

弟たちはインディアンに心酔しちゃって
いつまでも遊んでる
それでウエンディは気付いちゃうんですよ

ピーターパンて、、
王子様じゃない。
いつまでも子供でいられねー!って

ウエンディが冷めた理由が
タイガーリリーに対する嫉妬もあるけど
子供っぽいピーターパンに
疲れちゃったぽい
↓確かに可愛いタイガーリリー

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ここで、ウエンディは急に大人に
なっちゃうんですよ
この感覚って、
子供だけじゃなくて、
大人の恋愛でもよくみられるというか。

ピーターパン症候群ていう病名の
大人になりたくない症候群が
あるけども、
ウエンディジレンマっていうのもあって
そーいう男性のお世話をしちゃう
真面目な女の人を言うらしい笑
あー、わかるー!!ってなったね
私、ウエンディの気持ち
すごくわかったもん!笑

男のひとって、
母を求めつづけて、
少しだけ女を求めて
また母を求める
だからみんなマザコンなんだよ

なんて先輩がいってたのを
思い出したよ

でもね、ピーターパンは子供の象徴だから
お母さんて、いないんだよね
なんか、せつないし可哀想にもなる。
しかも、自分のせいで
瓦礫に埋もれてしまった
ティンカーベルに対して
「僕が一番大切なのはキミなんだ!」
っていってた。

ティンカーベルみたいに
ちょっと自分勝手で
一途にピーターパンを想ってくれる
女の子のほうがピーターパンに合ってるね

なんて、いろんな考えを持ちながら
観られちゃうのが面白いね!

すごく、構成が大人びてて面白いなー
今この話を放送するとたぶん
教育に悪いとかいって
批判だらけになっちゃうやろなー

インディアン=野蛮
みたいな発言もあったし、
子供がぶっ殺す!的なセリフ
いったりもするし笑

でもこれは名作だー!
見ごたえありー!